アベ飯 餅入りけんちん、大根の油炒り、卵焼き。
安部家の飯について書くから、
アベ飯。
安部家の食卓に並ぶ料理をただ書くってだけのアベ飯。
お休みの日曜は、起きたら夕飯の支度を。
夕飯は、
餅入りけんちんと、大根の油炒りと、コロッケ。
野菜を片っ端からサクサク刻んで、
ごぼうをカシカシささがきにして酢水に放す。
舞茸はわしっ、わしっと大きく割いて。
冷蔵庫に残ってたあぶらげ2枚、たまねぎ半分。
水を入れて火にかける。
しばらくしたら鍋の蓋の隙間から湯気が噴いていた。
ぷしゅーーーっ。
土の匂いがする。
大根、人参、ごぼうに舞茸。
土の匂いがした。
これはこれは豊かで、滋味滋養のある食べ物だと思った。
大きな鉄のフライパン、鉄男で餅を焦がすほど焼いて、けんちんに落とす。
さつまあげと大根だけの、油炒り。
お弁当用に卵焼きを焼いて、
一切れなおくん(アベ兄)にあげた。
「おかぁ(まーちゃん)の卵焼きだー。」って言ってた。
まーちゃんの味がするらしい。
私のほうが丁寧に焼いてるんだけどね。
調味料もちょっと高いの使ってるんだけどね。
この本に、
食べることは、明日を生きること。って書いてあったよ。
そうだよね、そうよね。
アベ飯よ。
家族の血となれ、骨となれ。
たーんとおあがり。
たべーることはー、いきーることっ。