アベイエ㊾ あめ、あめ、雨。 本を読むための家。
雨と風の夜でした。
昨夜は、吠えるような風を聞きながら、
昼間作っておいたプリンをふーと半分ずつ食べて、
少し本を読んで寝ました。
日本列島を舐めるように台風は縦断して、
開票からすぐに当確が出た吉野さんは万歳三唱もなく、
間もなくやってくる台風の災害対策に向かいました。
台風が列島を抜けるまで、しばしの辛抱。
自然の猛威の前に人は弱く、唇を噛んで耐える他ないと
安部はひっそり貝になります。
アベイエの現場の進捗と同じくらい、本のことを書いています。
進捗とは関係のない話を、あなたがつまらなく感じていたらごめんなさい。
『本を読む。』ということは、
安部にとってごはんを作ったり食べたり、
眠ったりするのと同じくらい大事なことです。
生きる。ことは、食べる、寝る。な気がしますが、
暮らす。ことは、もっと、もっと好きなことだらけで良いと思っています。
もし、私じゃなくて、あなたなら、
それがギターを弾くことかもしれないし、
友人に手紙を書くことかもしれない。
畑を耕すことかもしれないし、
金曜ロードショーを観ながらお酒を飲むことかもしれない。
あなたのそれ、と同じくらい、
私にとって『本を読む。』ということは、「ここで生きてるぜー!」ってことなのです。
だから、家を建てるとき。
『本を読む』ための家。 とか、
『料理をする』ための家。 とか、
『映画を観る』ための家。 とか、あって良いと思うのです。
その人が暮らしのなかで何を一番大切にしているかわかる家って素敵です、きっと。
自分の一番好きなことを中心に考えられた家は、
とびきり贅沢なようで、実はこれ以上なく堅実なことだと思います。
台風のなか、この本を読み終えたので、
大山 淳子 『あずかりやさん』
全国の書店員さんの推薦でブームになった話題作。
穏やかで、優しいのに、悲しい。 後味が、寂しい。
昨晩からはこの本を。
恩田 陸 『光の帝国 常野物語』
これは、10年前、磐越西線の始発電車で読んだ本。
旧アベイエを空っぽにしたとき、
高校時代に読んでいた本が山ほど出てきて。
10年経って、アラサーになっても抜群に面白い。
10年後、15歳のふーに読ませたい本。
アベイエができたら、
2階の広いホールにハンモックを置くの。
ゆらゆら揺れて、本を読んで。
夜はそこにお布団しいてふーと寝るの。
天窓から見える月明かりを眺めて本を読んで、寝るの。
大きな声では言えないけど、
私にとってアベイエは『本を読む』ための家。
『すみずみまで、檜。
五寸柱の三世帯住宅。』 完成見学会情報。
2017年11月25日(土).26日(日).27日(月)の三日間。
10:00~16:00 事前予約不要・フリー見学での開催です。
会場:福島県耶麻郡猪苗代町金曲地区内 ※猪苗代町立緑小学校の近くです。
アベイエ。
堂々、11月末完成です。
詳しくは、Roots工務店(0120-91-3969)までお電話ください。
施工中も毎日現場見学できます。 ぜひ、お問い合わせを。