アベイエ 番外編 恋しちゃったんだ、たぶん。浮かれさせてよ、今くらい。
今日は究極の番外編。
今までの番外編が、これくらいだとすると、
今回の番外編はもう完全に安部のハナシ。
アベイエ本体に、綺麗に、1㎜もかすってない。
爽やかなくらいに潔く、安部のハナシ。
安部、
恋しちゃったんだ。たぶん。
『恋に、落ちる。』って表現を考えた人は天才だと思う。
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーって落下音がまだ耳の奥で響いてる。
安部は今、落っこちてるんだ。
安部、恋かもしれません。
恋をしたかもしれません。
恋愛は、オエってくらい苦手。
気をもんだり、泣いたり、怒ったりするのはくたびれる。
削がれてく、感じがする。
相手がやわらかめのごはんが好きだと知ったら、がっかりする。
ある日突然、相手が、その恋そのものが、どうでも良くなる。
久しく冷凍庫に放り込んでおいた、安部の恋愛センサー。
恋フラグを建てる前に、私はヒューーーーーーーーーーっと落っこちた。
着地音は、まだ聞こえない。
でも、
もし来週あたり、この恋がどうでも良くなって秋晴れに成仏したとしても、
今は確かに落下音が聞こえているから。
浮かれさせてよ、今くらい。
アベイエが完成する頃には、
この恋、半歩でも、進んでいるでしょうか。
恋、しちゃったんだ、たぶん。
遠くて、でも確かに、
落下音が聞こえてる。
今更、お互いを削ぐような恋愛はできないから、
お互いに、毎日ごはんを美味しく食べられる恋をしよう。
って言っても、
まだ相手には落下音は届いてないのだけれど。
浮かれさせてよ、今くらい。