アベイエ①(自称)薪ストーブ女子
家を建てるなら、リビングに薪ストーブを置いて我が家のシンボルにしよう。
冬はストーブに銅のケトルをかけて、
そのお湯であっついココアを飲もう。
調理師の母に薪ストーブ料理を作ってもらって、
ちゃっかり私が作ったようにして食卓に並べよう。
ばあちゃんに畑でサツマイモを育ててもらって、
毎日焼き芋食べちゃおう。
バターにシナモンシュガーも振って。
じゃがバターも毎日食べちゃおう。
じゃがバターには塩辛だって乗せちゃおう。
糖質オフなどナンセンス。
こんな夢を家族に話すと家族は呆れて笑うけど、
家族も私と同じだけ、塩辛を載せたじゃがバターを心待ちにしているのを私は知っている。
無口な父が「新しい家には、薪ストーブを入れたい。」とつぶやいたときから、
心の中でスキップする私。
娘には火の恐ろしさを教えよう。
付き合い方を間違えたら、それはすべてを奪うもの。
でも、でもね、
正しく、仲良く火と付き合うことができたなら、
それは家族を守り、家を暖め、あなたを癒し、あなたを満たすものだと教えよう。
焚きつけの小枝は娘と散歩しながら拾って来よう。
薪割りは(自称)薪ストーブ女子の私が請け負おう。最初だけは。3日分くらいは。
祖母にはサツマイモとじゃがいもを大量で育ててもらって、
早起きの祖父には毎朝ストーブに火を入れてもらおう。
ストーブクッキングはもちろん母で、自慢げに食卓に並べるのは私。
父にはストーブの前で歴史小説でも読んでいてもらおう。
春が終わって、夏が過ぎ、秋もそろそろ終わる頃、
Rootsの家で薪ストーブライフをはじめます。
Iam(自称)薪ストーブ女子。
家が建つまでのわくわくや、Rootsの家での安部家の暮らしを、
地に足着いた雰囲気で、ありのままてんやわんやで愉快な様子をお伝えできればと思います。
(全力、施主目線での内容になると思われます。)
Rootsの家が形になっていく様子や、
安部が本当に薪ストーブ女子になれるのか、
はたまた父に薪割りを委託しているのか見ていただければ嬉しいです。