アベイエ② 解体まであと10日。

今日も森が綺麗です。
良い季節ですね、好きな季節です。

前回のブログで、安部の家を新築することについて書きましたが、
もしかすると、家を建てるという経験は私の人生でもうないかもしれないので
一棟のRootsの家が建つ記録として、ここに残していきたいと思います。

また始めます、勝手にシリーズ化。
タイトルは『安部の家が建つまで。』
前回も少しだけ書いたので（（自称）薪ストーブ女子）今日は②「解体まであと１０日。」を勝手にお送りします。
宣言通り、施主としての全力記録です。

実は、我が家の新築（建替え）が決定したのは、昨年の大みそかの夜でした。
そう、この日。
「家、建てっぺ。」
相談というより決定の一声を挙げたのは、父でした。

それから、あっと言う間に時が過ぎ今日。
解体１０日前。
あと１０日でさよなら、我が家。

我が家は築４０年ほど。
私たち子どもの誕生や家の劣化とともに継ぎ足したり、父がDIYで切り貼りしたりして
家は今日まで４０年同じ場所に建っています。

22年前の我が家。　　と、22年前の私。
玄関前の前に立って一枚。
家の片付けの途中で母が出してきたアルバム。
娘かと思ったら、私でした。

私は、高校を卒業したあと
しばらく実家を離れていた時期もあったので、家がなくなることもなんともないと思っていましたが、
寂しいですね。
嘘みたいに、さみしい。

痛いくらいに、さみしい。

この家は、たくさんの子どもを育てました。
私たち姉弟３人。
そして、娘、姪っこたち。

この家で子どもたちは、
たくさん褒められて、たくさん叱られて、たくさん許されて育ちました。

たのしいこと、いっぱいあったね。

祖母和子、秋には４人目のひ孫が生まれます。

たくさんの子どもを育てた家。
そんな家がなくなるのは、やっぱりさみしくて、切ないのです。

さみしい、切ないと感じる分だけ、
私もこの家を大事に思っていたのだと思います。

あと１０日で、さよなら我が家。

そしてまた、あたたかな、幸せな家を作ろう。