アベイエ⑩ 「私の一世一代の家。」
今日は雨です。
溜まった洗濯物が乾ききらずに仮住まいの狭いアパートで渋滞しています。
そんなどんよりの中、
アベイエは10話目です。
アベイエは基礎工事が完了し、
今は月末の棟上げを待っています。
スロープのコンクリも終了しました。
頬ずりしたくなるようなスベスベの基礎です。(基礎コンクリに頬ずりをして。)
父は棟上げの日は仕事を休んで我が家に骨が通る瞬間を見守るそうで、
親子で目に焼き付けたいと思います。
解体から、地盤改良、基礎工事・・
アベイエが建つ過程をじっと見ています。
気持ちは、
見ていたい。 というよりは、
見逃してたまるか。 そっちのほうがしっくりきます。
家を建てる。ということは、
主の覚悟のような気がします。
きっと、覚悟がいることなんだと思います。
地鎮祭の日に父トミーが、
「家は思い切んねとできねーな。」と言っていて、
父は思い切ったんだと知りました。
「私の一世一代の家です。」とも言っていました。
父と兄の覚悟で建つ家ですが、
二人の希望は少なく、
父トミーは「俺の望みは、薪ストーブと風除室。以上。」と言ったきりです。
デザインも間取りも照明も、
「私たちは何も勉強していない素人なので、プロのお勧めならそれでお願いします。」といった感じです。
そもそも勧めてもらうものがたくさん考えてもらって全部素敵だから、何も言う事ありません。
間取りを決めたとき、家族それぞれの希望を集めました。
俺の部屋はトイレの近くに・・(祖父)
じいちゃんと寝室を別々に・・(祖母)
ウッドデッキか縁側がほしいわね(母)
薪ストーブと風除室。以上。(父)
L字型のキッチン(お嫁さん)
薪ストーブ!薪ストーブ!!薪ストーブ!!!(私)
おもちゃ!おもちゃ!!おもちゃ!!!(ふー)
その他に特に要望もなく。
私たち家族は、
家をアレコレしたいというより、
家でアレコレしたい、という感じなのだと思います。
そうそう。
ウィークエンドに、ウィークエンドというおかしを焼きました。
(安部作↓)
(ふー作↓)
狭いアパートのキッチンでしばらくウィークエンドブームが続きそうです。
次回の安部家はいよいよ棟上げです。
棟上げまで来ました。
家づくりは地道ですが、あっと言う間です。
ワクワクを乗せてどんどん進みます。
どれだけの方がこのアベイエを読んでくださっているのかわかりませんが、
一緒にワクワクしてもらえると安部家の住人は幸せです。